パーシボンヌ部

読書感想とか映画の感想とか

飼育の部屋

飼育の部屋

何だろう。AV?

思ってたのと全然違った。あれは飼育とは言わない。飼育と銘打ってるわけだから飼育しないとね。飼育されて調教されて足枷がなくても逃げ出さないくらいなイメージなんだけど、監禁された女子大生は反抗的から媚びモードになるのが不自然で、無気力モードがなかった感じがした。ずっと虎視眈々と逃げ出すチャンスを窺ってるの。全然飼育されてないわ。

ガッカリ映画。

八日目の蝉

八日目の蝉

軽い気持ちで見たら思ってたのと全然違った。

赤ちゃん置いて鍵開けっぱなしで夫婦で出かけるとか意味わからない。

誘拐は悪いことだけど、悪いことなんだけど、それでもやっぱり一番悪いのは男だと思う。

ある日突然大好きなママと会えなくなって、知らないおじさんとおばさんに知らない名前で呼ばれるようになって今までのことを全否定されてしまい、と子供目線でもとんでもない話だし、さらわれた子供が帰ってきたけど子供は自分たちを知らない人としか認識してくれなくて子供を責めてしまう悪循環。全部すべて旦那が原因なのに旦那を責める描写がないのが残念。

保護された時に何で男の子の服を着ているのかが途中でわかってなるほどーとなる。

家族写真の所で涙腺崩壊。

そこに愛はあったし、本当の母親にも愛はあったんだって理解したと解釈していいのかな。

未来からの脱出

未来からの脱出

小林泰三

小説ってタイトルで選んで後からネットであらすじと感想を見てから読むタイプで、調べてたらすごい驚いた。やすみん亡くなってたの知らなかった。時間できたから読みまくるぞーと思っていた。

これが遺作ということで最新であり最後の本のようだ。残念だし悲しい。

 

老人達が施設を脱出する話。あらすじにも感想にもそうあった。ただ老人達が脱出するだけの話。

普通だったら読みたいとは思わない所だけどやすみんの物語はそんなつまらなそうな話ものめり込むことはわかりきってる。

うん。本当に老人達が施設を脱出するだけの話だった。酔歩する男が好きな人は好きな話だと思う。それから記憶破断者かな似た感じの話。冷蔵庫に死体が入っててノートに注意書きがあってって話。記憶を書き換える殺人鬼が記憶にないから違うのかもしれない。また読んでみよう。

12人の死にたい子どもたち

12人の死にたい子どもたち

無法地帯となった自殺希望の子供達による殺戮の世界と思っていたら全然違った。

悪人のいないミステリーと言ったらいいのかな。

私は心が汚れているからスローモーションになった時に病院が爆発するとか誰かが殺戮マシーンになるとかのグロ展開が繰り広げられるのかと思ってしまった。

メロンの君の弟(ファブリーズ修造編長男)が何か企んでいるとか。

ハシカンが出てるからなのかわからないけど爽やかだった。全体的に。

これはこれでいいと思うけど、私が見たいのはこれじゃない感。

それからゴスロリの子が結構好き。少し前に見た前科者で素晴らしい演技してた。

ヘルタースケルター

映画とか本の感想とかを残しておくことにした。

長くは続かないかもしれない。

 

ヘルタースケルター

気にはなっていたけど主役の方が少々苦手でやっと手を付けた感じ。

気になったのは綾野剛が出てるというだけの話で。

映画の感想としては沢尻エリカってすごいと、迫力に圧倒された。

壊れていく様も何もかもがすごいとしか言いようがなく。完全に壊れた時に戸川純が流れてきて痺れた。何このセンスすごすぎる。

綾野剛が屑役だという話なのでドキドキしていたらそうでもなくて、普通のただのヒモで別段屑っぷりが際立った所はないかな。思ったより全然ちょい役だし。まぁヒモってだけで十二分に屑だというなら屑かなくらい。彼女の前でりりことっていうことでの話なら、あれは不可抗力。自分に当てはめてみたってあれは責められない。あんな風にされて尋常でいられる男が逆に怖い。許せる許せないは別として。

エンディングにマッドもかなりのセンスだと思って見てたらマッドの文字がなく、AA=とやらになったのね。マッドはもうないのね。